アスリートの視機能はパフォーマンス向上の鍵!ビジョントレーニングとは?

多くのアスリートにとって競技を行う上で視覚は身体情報の感知や周囲環境を把握する重要な感覚です。
私達が感覚器から得る情報の80%ともいわれる視覚情報には、視機能を向上させることでさらに大きな可能性を秘めていることが近年の研究でわかってきました。
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ビジョントレーニングの有効性を探る!
日本における子供、アスリート指導のビジョントレーニングの第一人者で第9代プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者でボックスファイ会長 飯田覚士氏の活動といま注目されていますビジョントレーニングを紹介いたします。
飯田会長は、現役時代からビジョントレーニングを導入し日本王者、世界王者に上り詰めた頭脳アスリートです。
常日頃からトレーニング法やコンディショニング法を探求・研究され自らの身体能力向上に努められてきました。
飯田会長は、たけしの元気が出るテレビ でテレビデビューされ素晴らしいルックスでタレントボクサー、アイドルボクサーとも称されていましたがその実力は高く評価されていました。
私の地元、名古屋が産んだスーパーヒーローでもあります。
飯田会長は現在、多くのオプトメトリストの方々と共同でビジョントレーニングを進化させ普及に努められています。
米国オプトメトリストでもあります北出勝也氏に 打撃系格闘家における ビジョントレーニング法と理論をご紹介いただきます。
ビジョン(視覚)トレーニングとは、視覚情報を脳に入力し、脳の中で認識し、適切な行動をとれるように体を動かすための、米国で開発されたトレーニングです。現在、日本でも様々なスポーツの選手がビジョントレーニングを取り入れ始めています。
視覚情報は、入力される全情報の80%以上ともいわれ、空手においては、動き回る相手の動きを捉え、脳で認識し、速い攻撃を繰り出すことが必要。相手の動きを速く捉えるために、眼を速く正確に動かす力が必要になり、的確に相手の動きを捉えて、正確な攻撃を繰り出せる選手は、眼の動きも優れていることが多いのです。
逆に、相手の動きを上手く捉えられず、突きや蹴りを打つべき場所が微妙に外れたり、タイミングが遅くなってしまう選手は、眼が動きにくく、眼と体がしっかり連携して動いていないことがあります。
眼球運動の力は、トレーニングすることで鍛えられます。一つの眼球には6本の筋肉がついており、協調して眼球を縦、横、斜め、いろいろな方向に動かすことが可能です。眼球を動かす司令塔は、脳の中の前頭葉の後部にあり、眼を動かすことは、眼筋の神経のトレーニングにもなるのです。眼を動かすときにストレスを感じたり、眼を動かすことに時間がかかってしまっていては、試合の場面では間に合わず、相手の攻撃を受けてしまうことにもなりかねません。今回は、ストレスを感じることなく、無意識のレベルで眼を速く正確に動かせるようになることを目的とした、跳躍性眼球運動のトレーニングを紹介します。
ビジョントレーニングのやり方
縦方向の跳躍性眼球運動トレーニング
両腕を顔の前30センチのところで上下に50センチの間隔で開き、右手、左手の親指の爪を交互に見て、眼を上下に速く動かす。
頭は動かさないようにしてやってみましょう。
できるだけ速いリズムで眼を正確に動かせるようになるようにトレーニングを行います。
横方向の跳躍性眼球運動トレーニング
両腕を顔の前30センチのところで目線の高さで左右に50センチの間隔で開き、右手、左手の親指の爪を交互に見て、眼を左右に速く動かします。できるだけ速いリズムで正確に横方向に眼を動かします。
斜め方向の跳躍性眼球運動トレーニング
両腕を顔の前30センチくらいのところで斜め45度の角度で50センチの間隔で開きます。
右手、左手の親指を交互に見て、斜めに眼を速く動かします。反対方向の斜めでも行います。
トレーニングは、各方向で30秒~1分間行い、メトロノームなどを利用して、リズムに乗って行うとよいでしょう。最初は1分間に120拍くらいのスピードから始めて、慣れてきたらだんだん速くしていき、1分間で200拍くらいのリズムで正確に動かせることを目指しましょう。
苦手な方向がある人は、その方向を重点的に行います。余裕がある人は、片足立ちや、バランスボードなどに乗るなど、足場を不安定にして、バランスを取りながらやってみましょう。
三半規管などの平衡感覚を司る脳の部分に負担をかけることで、眼を動かすこともより難しくなります。空手のような格闘技では、片足立ちなどの不安定な状態からも技を繰り出すことが多いので、バランスをとりながらの眼球運動トレーニングも有効です。不安定な状態でも速く正確に眼を動かし、視覚情報を捉えて技を繰り出せるように、トレーニングを行ってみましょう。
また、普段の日常生活でも眼をよく動かして、歩きながらでも広く情報を捉えることを意識しましょう。
とても簡単でいつでもどこでも器具も不要で短時間で行えるビジョントレーニングを是非、試してみてください。
日本におけるビジョントレーニングの取り組みとその背景
日本では1990年代にプロボクシング世界チャンピオンの薬師寺保栄選手・飯田覚士選手が米国オプトメトリストの内藤貴雄先生のビジョントレーニングを受けていたことがニュースで取り上げられました。
2002年に行われた信州大学教育学部大学院の研究では、小学3年生75人のうち11人に視覚機能の問題があったことがわかりました。そして11人全員の読書能力が低かったこともわかったのです。近年、日本の大学でもこのような研究が行われるようになってきました。
現在はビジョントレーニングが一部の学校などで読み書きが苦手なお子さんのためのトレーニングとして指導されるようになってきています。取り組むスポーツ選手も出てきています。しかし、まだまだ一般には認知されておらず、ビジョントレーニングを指導できる人が少ないのが現状です。こうした中、元世界チャンピオンの飯田覚士を中心に一般社団法人 日本視覚能力トレーニング協会が21015年8月に設立されました。ビジョントレーニングを普及し、十分に能力を発揮できていない多くの人たちの「見え方」を改善することを目的としております。指導者育成講座などを通じ、ビジョントレーニングの普及活動を行っていきます。
一般社団法人日本視覚能力トレーニング協会設立
https://www.facebook.com/vatajapan/
2015年8月、元WBA世界スーパーフライ級チャンピオンの飯田覚士が代表理事を務める一般社団法人日本視覚能力トレーニング協会を東京都に設立致しました。この協会では、総合的な視覚能力についての正しい知識を普及していく事を第一に、より多くの人の視覚能力の向上を目指すことで感覚機能・運動能力・学力・情報処理能力・日常生活に関する問題解決や改善等、個人の能力を最大限に引き出す事を目的としています。
視覚能力トレーニングはビジョントレーニングとも呼ばれ、動体視力や周辺視野などの能力を高め視覚情報を素早く、正しい動作に結び付ける取り組みです。ただ単に物がはっきり見えるという「視力」ではなく、目から多くの情報を取り入れ判断し、最適な出力(勉強やスポーツ)をする能力のことです。
見た物から、この先に起こる状況を推測したり物の一部を見て全体を把握するなど、入力した情報を加工・修正・想像する、このような総合的な見る力を「視覚」といいます。視力が良くても見えないことがあり、視力が悪くてもすぐに見えることがある…視覚とは脳と深い関係があり、経験・記憶・知識にも関係してきます。舌が見える内臓と言われるように、目は見える脳と言われています。
目をトレーニングすることは脳をトレーニングする事に繋がるのです。例えば、一生懸命に勉強や練習をしてもなかなか上達しなかったり、成長が頭打ちとなりやる気を失ってしまう事も、ビジョントレーニングで個人の持つ力を引き上げやる気と自信をつけられます。視覚能力について正しい知識を身につけ、見る力を向上させることができれば今までとは違う世界が見えるかもしれません。
代表理事の飯田覚士氏は、ボクサー現役時代に顎が上がってしまう癖がありスタミナがないと言われていましたが、人一倍トレーニングをしていたのでスタミナがない訳がないと思っていたところでこのビジョントレーニングと出逢い、顎が上がるのは上目使いができていなかったからということが分かりました。
ビジョントレーニングを始め三か月くらいで効果を感じ始め、本当にパンチがよけやすくなり、相手の動きが読めるようにもなり、視野も広がり頭からつま先まで相手の体全体を見てほんのちょっとしたパンチの打ち出しの動きでフックなのかストレートなのか読めるようになりました。相手がストレートを振ってきたらギリギリでよけて、すぐに打ち返しの構えをするようになりました。自分の目の反応スピードが速くなってくると、相手の動きが遅く感じられる。その究極が野球でいわれるようなボールが止まって見えるということだと思います。
さらに飯田氏は「私は世界チャンピオンになれましたが、もしビジョントレーニングをしていなかったら日本チャンピオンにすらなれなかったでしょう」というほどです。アメリカでは100年以上も前から盛んに行われ、大リーグやNFLの有力選手は積極的に取り入れていますが、日本ではまだまだ浸透しているとは言い難い状況です。
最近では、ビジョントレーニングで自律神経へのアプローチにも役立つことがわかってきており、単なる視機能にとどまらず 脳、自律神経といった身体情報を統合制御する神経系統への大きなメリット、アドバンテージが得られることが欧米の研究でわかってきています。
多くのトレーニングが、普及する中、残念ながらビジョントレーニングだけがスポーツ界ではまだまだ普及しているとは言えません、このトレーニングがウエイトトレーニング、サーキットトレーニング、体幹トレーニングのように標準化し トレーナーも指導者も指導できるスキルを持ってジュニアからのアスリート育成できるシステムを当協会では、医学をベースにサポートしていきます。
5年後に東京オリンピックを控え、あらゆる競技のアスリートはビジョントレーニングを導入する必要が有ると考えています。目の問題で本来のパフォーマンスを発揮できず、メダル獲得を逃すアスリートもいるはずでトレーニングを行い視覚機能が向上されたら金メダル獲得もありうるケースも有るでしょう。アスリートには、視機能の弱点を認識し、競技特性を考慮し強化しようなど、意識してトレーニングをするようになってほしいものです。協会としてもあらゆる協力ができるよう対応していく所存です。
協会は、先端医科学スポーツアカデミー(AMSA)との提携も行い アスリートのみならずトレーナーの教育、研修にも努めてまいります。2015年8月、元WBA世界スーパーフライ級チャンピオンの飯田覚士が代表理事を務める一般社団法人日本視覚能力トレーニング協会を東京都に設立致しました。この協会では、総合的な視覚能力についての正しい知識を普及していく事を第一に、より多くの人の視覚能力の向上を目指すことで感覚機能・運動能力・学力・情報処理能力・日常生活に関する問題解決や改善等、個人の能力を最大限に引き出す事を目的としています。
視覚能力トレーニングはビジョントレーニングとも呼ばれ、動体視力や周辺視野などの能力を高め視覚情報を素早く、正しい動作に結び付ける取り組みです。ただ単に物がはっきり見えるという「視力」ではなく、目から多くの情報を取り入れ判断し、最適な出力(勉強やスポーツ)をする能力のことです。
見た物から、この先に起こる状況を推測したり物の一部を見て全体を把握するなど、入力した情報を加工・修正・想像する、このような総合的な見る力を「視覚」といいます。視力が良くても見えないことがあり、視力が悪くてもすぐに見えることがある…視覚とは脳と深い関係があり、経験・記憶・知識にも関係してきます。舌が見える内臓と言われるように、目は見える脳と言われています。
目をトレーニングすることは脳をトレーニングする事に繋がるのです。例えば、一生懸命に勉強や練習をしてもなかなか上達しなかったり、成長が頭打ちとなりやる気を失ってしまう事も、ビジョントレーニングで個人の持つ力を引き上げやる気と自信をつけられます。視覚能力について正しい知識を身につけ、見る力を向上させることができれば今までとは違う世界が見えるかもしれません。
代表理事の飯田覚士氏は、ボクサー現役時代に顎が上がってしまう癖がありスタミナがないと言われていましたが、人一倍トレーニングをしていたのでスタミナがない訳がないと思っていたところでこのビジョントレーニングと出逢い、顎が上がるのは上目使いができていなかったからということが分かりました。
ビジョントレーニングを始め三か月くらいで効果を感じ始め、本当にパンチがよけやすくなり、相手の動きが読めるようにもなり、視野も広がり頭からつま先まで相手の体全体を見てほんのちょっとしたパンチの打ち出しの動きでフックなのかストレートなのか読めるようになりました。相手がストレートを振ってきたらギリギリでよけて、すぐに打ち返しの構えをするようになりました。自分の目の反応スピードが速くなってくると、相手の動きが遅く感じられる。その究極が野球でいわれるようなボールが止まって見えるということだと思います。
さらに飯田氏は「私は世界チャンピオンになれましたが、もしビジョントレーニングをしていなかったら日本チャンピオンにすらなれなかったでしょう」というほどです。アメリカでは100年以上も前から盛んに行われ、大リーグやNFLの有力選手は積極的に取り入れていますが、日本ではまだまだ浸透しているとは言い難い状況です。
最近では、ビジョントレーニングで自律神経へのアプローチにも役立つことがわかってきており、単なる視機能にとどまらず 脳、自律神経といった身体情報を統合制御する神経系統への大きなメリット、アドバンテージが得られることが欧米の研究でわかってきています。
多くのトレーニングが、普及する中、残念ながらビジョントレーニングだけがスポーツ界ではまだまだ普及しているとは言えません、このトレーニングがウエイトトレーニング、サーキットトレーニング、体幹トレーニングのように標準化し トレーナーも指導者も指導できるスキルを持ってジュニアからのアスリート育成できるシステムを当協会では、医学をベースにサポートしていきます。
5年後に東京オリンピックを控え、あらゆる競技のアスリートはビジョントレーニングを導入する必要が有ると考えています。目の問題で本来のパフォーマンスを発揮できず、メダル獲得を逃すアスリートもいるはずでトレーニングを行い視覚機能が向上されたら金メダル獲得もありうるケースも有るでしょう。アスリートには、視機能の弱点を認識し、競技特性を考慮し強化しようなど、意識してトレーニングをするようになってほしいものです。協会としてもあらゆる協力ができるよう対応していく所存です。
協会は、先端医科学スポーツアカデミー(AMSA)との提携も行い アスリートのみならずトレーナーの教育、研修にも努めてまいります。
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